葬式で真珠をつけるときのマナーを知っておこう

真珠は葬式の時に付けることが許されている数少ない宝石の一つです。
これは真珠が涙を意味する宝石のため、本来ならば飾り立てる必要がない葬式という悲しい場であっても、悲しみを添えるという意味があるから付けることが許されているといわれています。

服装に関しては、葬式の時は故人と身近な人の場合には和装、その他の人は洋装のことが多いのですが、真珠をつけるのは洋装の時のみ、というのがマナーです。
これは洋装が「宝石をつけて初めて完成される」というほど、宝石をつけることが必須になっているからです。
それに対して和装の場合には、結婚指輪以外のアクセサリーをつけないことがマナーとなっていますので、真珠をつけないことがマナー通りというわけです。

ネックレスをつける場合には真珠の一連のネックレスにします。
二連のネックレスは「不幸が重なる」ことを意味しますので、葬式の場には不ふさわしくありません。
1粒の大きさも体型によって変わりますが7mmから8mm程度で大きすぎないもの、形も丸か丸に近いものを選択するようにしましょう。
また、一連でもロングネックレスではなく、首周りに沿うようなサイズのものを選ぶことも大切です。

イヤリングやピアス、リングは必ずしも必要ではありませんが、つける場合には耳にぴったりとくっついて揺れない真珠が1粒のタイプの物が適切です。
揺れるものや真珠が複数ついているもの、真珠以外の宝石も一緒についているものは派手すぎになってしまいますので、避けるようにしましょう。

リングはゴールドのものは派手になってしまいますので、土台がシルバーやプラチナのものが適切です。
真珠自体の色にも注意が必要です。
白、グレー、黒ならば問題はないといわれていますが、地域によっては黒真珠は光沢があり派手になってしまい、葬式の場にはふさわしくないというところもありますので、迷ってしまった場合には白を選んだ方が無難だといえるかもしれません。

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