真珠は、真珠貝の中に核となる小さい粒を入れて、真珠貝は小さな異物である核を排出するために自身の出すカルシウムやたんぱく質の成分をまとわせて一つの塊にしたものです。
そのカルシウムやたんぱく質の凝固液を何層にも積み重ねて大きくすることによって、その層に光が当たることによって反射し白く光り輝くことからネックレスなどの装飾品に使われます。
真珠はネックレスなどの装飾品に使えるまでの大きさに成長するためには数年かかるためとても高価ですが、宝石と違ってカルシウムやタンパク質でできているため熱や汗などに弱くお手入れしないと光度が落ちるだけでなく割れやすくなります。
そこでせっかく手に入れた真珠を長持ちさせて使うために、しっかりと真珠の正しいお手入れの方法を実践することが大事です。
真珠を装飾品として身に着けると人間の肌から出た汗や皮脂に触れることによって、汗や皮脂は酸性を帯びているのでアルカリ性である真珠が触れると劣化を早めてしまいます。
そこで真珠を使用後は、専用のパールクリーニングクロスがあればいいですが無い場合には柔らかい目の布を使ってすぐに空拭きでふき取ることで汗や皮脂の浸透する前に劣化を防げます。
ただし汗や皮脂の分泌量が多くなる夏場と冠婚葬祭などの席において長時間着用し拭けない場合において、長時間触れた汗と皮脂の影響でひどい汚れとなった場合には拭くだけでは足りないです。
汗と皮脂の影響でひどい汚れになったときには皮脂と汗を落とすために、人差し指を入れて少し暖かいと感じる温度のぬるま湯に入れて歯ブラシなどの柔らかいブラシでそぎ落とします。
そしてやらかい布でふき取った後は、そのままにしておくと水のカルキが真珠の品質を変化させてしまうので日の当たる場所において表面が乾く程度まで自然乾燥させることが大事です。
最後にお手入れをした後に保管する場合には、高温多湿の空間や冬のような乾燥しすぎると割れやすくなるので適度な温度を保てる木箱の中に入れて保存することが望ましいです。